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なまけ病と言われて~脳脊髄液減少症~ [低髄→復活!日和(2010年~)]

脳脊髄液減少症のマンガが発売されました。

「なまけ病」と言われて ~脳脊髄液減少症~
作:三谷美佐子
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あなたに知ってほしい病があります。
外傷や事故で 脳や脊髄を覆う随液が漏れる
「脳脊髄液減少症」
激しい頭痛、めまい、耳鳴り、倦怠感などの症状から
日常生活にも支障をきたす病ですが
周囲の人たちから十分な理解を得られず
「怠慢である」との批判を受け
苦しい思いをしている方も・・・。
でもこの病、人事ではなく
誰しも発病する可能性があります。
(書籍より 一部抜粋)

脳脊髄液減少症を扱った漫画が二つ掲載されています。

「なまけ病と言われて」
は お子さんの脳脊髄液減少症について描かれています。
不登校と言われるお子さんの中に、本当はこの病気を発症しているという
ケースがあるのでは・・・???
そんな可能性についても考えさせられる内容です。
また、ブラッドパッチ後 どんな事に気を付けて生活をしていったら良いのか
水分補給・充分に睡眠を取ることが大事だという事
重い物を持たない、過度な運動は避ける・・・等 気をつけるべき事も
丁寧に挙げられています。
(脳脊体験者にとっては 常識ですが、実際に
 こういった細かい指導をして下さる病院は、まだ少ないかもしれません・・・)

「お母さん、生きて!」
は 交通事故による外傷で 脳脊髄液減少症になったお母さんの物語です。
「なまけ病と言われて」 と比べると ブラッドパッチ後の奮闘の様子がメインです。
この病気の回復は 緩やかなもので、
自分も周囲も、焦らずに向き合う気持ちが大切だということ
一見 元気そうに見える患者さんにも 症状の苦しみがあるという事なども
描かれています

漫画の内容について
とても詳しく丁寧に解説して下さっている方がおられましたので
よろしければ こちらもご覧ください。

また、この本には
「脳脊髄液減少症とは」 山王病院 脳神経外科 高橋浩一先生

「脳脊髄液減少症への想い」 国際医療福祉大学熱海病院 脳神経外科 篠永正道先生

など お二人の先生による脳脊についての解説文も掲載されています。

脳脊髄液減少症とは どんな病気なのか。
そして患者さんは どんな事に苦しみを感じておられるのか。
(肉体的な部分だけでなく、精神的な部分も)
とても分かりやすくまとめられた本だと思います。

もちろん ここに書かれていることが全てではなく
もっと辛い例は沢山あると思います・・・。

けれど、まずは この病気を身近な方に知って頂く事が第一歩だと思うので
私に出来る事の一つとして、このブログで紹介させて頂きました。
(私の症例については 「低髄液圧症候群の記録」のカテゴリに
 残してあります)

患者さんにも そのご家族の方にも
そして 少しでもご興味あられる方には この本を読んでいただき
この病気の事を知って頂きたいと思います。

購入は こちら(AMAZON)

そして もし身近に 原因不明と言われながら
このような症状で苦しんでいる方がいたら・・・

この病名を教えてあげて頂きたいのです。


どうか、どうか、よろしくお願い致します。


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