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赤坂大歌舞伎 ~怪談乳房榎~ [観劇日和]

3月17日日曜日 12時からの回を観て来ました [ぴかぴか(新しい)][晴れ]

中村勘九郎襲名記念
赤坂歌舞伎
怪談乳房榎


赤坂大歌舞伎.jpg

■ 演目
三遊亭円朝 口演
『怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)』

■ あらすじ
絵師菱川重信には、美貌の妻お関と生まれたばかりの真与太郎がいます。
偶然にお関と知り合い、一目惚れした浪人の磯貝浪江は、重信に弟子入りします。
重信がかねてから頼まれていた高田南蔵院の天井画の完成が間近となったある日、
浪江は下男正助を脅し、重信殺害を手伝わせます。
悪業を隠してお関と夫婦になった浪江でしたが、
今度は正助に四谷角筈十二社の滝壺へ真与太郎を棄てにいかせます。
その正助も殺害しようと、悪に加担する三次に後を追わせますが・・・・。
(HPより一部抜粋)

ちなみに 青文字の役を 全て 中村勘九郎さんが一人で演じてらっしゃいます。

この先、歌舞伎知識の無い素人の
素直な感想です。
大丈夫な方だけ 続きをどうぞ。

この舞台
何と言っても、特筆すべきは
中村勘九郎さんの早替わりでしょう

まるでイリュージョン[雷][台風][ぴかぴか(新しい)]
音速・・・否 光速の動きを身に付けていらっしゃるのでは無いかと思うほどの
超人技のオンパレード。

一瞬にして 着物もヅラも人格(芝居)も変わる。
途中から

中村勘九郎さんって 双子だったっけ?
それとも、コピーロボット(byパーマン)使ってる??
ひょっとして、普通じゃない能力、持っていらっしゃいますか???

・・・って思う位に、凄かったです。

私の座っていた席は とても良い席で
目の前が花道、真横も花道 という場所だったのですが
その花道で 早変わりするシーンもありました。

至近距離で見ると、これまた、すごい迫力[exclamation]
ぐはっと来ました。

客席からは 何とも言えぬ 感嘆の声が上がり
劇中だというのに 拍手は鳴りやまず。
ものすごい一体感。

私もすごく興奮してしまい、
思わず 立ちあがりそうになっちゃいました(苦笑)



早替わりする 勘九郎さん。
舞台上で場を繋いでいる獅童さん。
そして ダミー(?)の役者さん
誰にも
どこにも
無駄な動きが一個も無い!

素晴らしい。。。圧巻です。

セットも凄かった。
後半 滝が出て来た時は 鳥肌物でした。
更に、そこで大立ち回りするシーンがあるのですが
ずぶぬれ状態で早変わりながらの立ち回り。
もう どうなってるの??? って息をのんで観行ってしまいました。。。

歌舞伎の予備知識も無い私が見ても
本当に本当に、面白かったです!

お芝居の中では
七之助さんの所作の美しさに感動しました。


勘九郎さんのお芝居からは
伝統芸能を背負っている 神々しい重みのようなものが感じられました。

獅童さんは ワイルドな色気が半端無くて、本当に素敵でした。
もう、あの白眼のとりこです。


それにしても
歌舞伎って 何だか敷居が高かったけど
この作品は とっても身近に感じられて良かったです。

また機会があったら、見てみたいなぁ。。。

最後に・・・
赤坂アクトシアターの前の桜のお写真を載せておきます。

miharunotakizakurasison.jpg

三春の滝桜の子孫樹だそうですょ。

これから観劇に行かれる方は この桜にも注目です☆


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