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映画版・レミゼラブル (ネタばれあり) [レ・ミゼラブル2013]

映画版 レ・ミゼラブル の感想をupします。

ネタバレがありますのでお気をつけください。

とうとう 12月21日 公開されました。
「レ・ミゼラブル」
remi2.jpg

公開して間もないですが・・・レビュー評価が非常に高いようですね。
・・・納得です。
「号泣必至」 なんていうキャッチフレーズも あながち嘘じゃありません。
私も 号泣でした・・・。

・・・これから 観に行こうかと思っている人の為に ひとつ記述しておきますと
必要最低限 レ・ミゼラブル(ああ無情) がどういうストーリーなのか だけは
頭に入れておいてから観たほうが良いでしょう。

劇中 さまざまな人生模様が交錯します。
それが 99% 歌で進行します。

「ミュージカル版を観た事が無く、ストーリーも知らない」
という状態だと ストーリーを追うだけでいっぱいいっぱいになってしまう可能性があります。
そうなっちゃうと・・・勿体無いんです。
原作を全部読むのは 結構大変ですから
ウィキペディアの あらすじ だけでも 流し読みしてから 観る事をお勧めしたいと思います。

反対に ミュージカル版を網羅しているような方は
2時間半、体が硬直するのを覚悟してください(笑)
一瞬たりとも 目を放すことは出来ません。
当たり前ですが 「ワン ディ モア」 の後の休憩もありません。
臨戦態勢で 鑑賞に臨みましょう。

さて、そんな レミゼラブル。
このブログでも、舞台版の感想をイロイロupして来ました。
ココ とか ココ 

高校生の頃に この作品に出会い・・・
もう 何度 観劇したか分からないし
劇中の歌詞や演出はほとんど覚えています。
それほどに、はまっている作品です。

舞台への思い入れが強すぎる分、
映像になった レ・ミゼを受け入れられるのかしら・・・って思っていたけれど
杞憂でした。


まず 舞台版にかなり忠実に作られています。
舞台版をそのまま映画化した・・・そう思えるほど。

その上で、舞台では表現しつくせない部分も 巧みに映像で表現されています。
反対に、生の舞台でしか味わえない感動というものもあるので
映画と舞台、どっちが良い とか そういう感覚に陥る事もありません。

今回のルポでは 印象に残ったシーンを羅列してみます・・・
(全部 書ききれないけど・・・)

オープニングの囚人達のシーン。
荒れ狂う海の中で 過酷な重労働を強いられる様子は あまりにも強烈で・・・
一瞬で 引き込まれました。これは映像ならでは。。。

ファンティーヌが 娼婦に堕ちて行く過程
髪を切られ、歯を抜かれ、身体を売る・・・という部分が
リアルに表現されていて 鳥肌立ちました。
アン・ハサウェイの演技もすごい。
an.jpg

そういえば 「夢 やぶれて」 が 舞台版とは異っていました。
舞台版では 工場を追い出されてすぐに このナンバーに入りますが
映画版では・・・初めて身体を売った直後、ベッドの上で歌い始めるんです。。。
堕ちてから歌う このナンバー・・・
本当に切なくて 今まで以上に 「夢 やぶれて」 の歌詞が突き刺さってきました。

舞台版には無いナンバーが1曲追加されていました。
「サドゥンリー」
バルジャンのナンバーです。
remi.jpg
コゼットを引き取った後、自分の膝の上で眠るコゼットを見つめながら
「守っていくよ」と歌います。
とても素敵なシーンです。舞台版にも追加して欲しい・・・。

エポニーヌのシーンは ほとんど泣いて観てしまいました・・・(苦笑)
「オン マイ オウン」 では 
"The world is full of happiness that I have never  known"
(幸せの世界に縁など無い)
が とても印象的。
膝を抱えてむせび泣く サマンサ・バークスの姿は
小さな子供みたいで、可愛くて・・・
その分、切なさも 倍増でした。

学生たちのバリケードが 本当に街の中心に作られたこと。
映像だと とてもリアルに伝わってきますね。
実際に 市民に見捨てられるエピソードも盛り込まれていて悲惨でした・・・(泣)

命を落としたガブローシュに、ジャベールが勲章(?)をあげるシーンがありました。
舞台版には無いシーンです。
ガブローシュの死は 学生たちが死へ向かっていくきっかとなったわけですが
ジャベールの心にも 大きな荷物を残したのでしょうか・・・。

ラスト、バルジャンが天に召されるシーン・・・
舞台では ファンティーヌとエポニーヌがお迎えに来て
そこにバルジャンも加わって 3人で コゼットとマリウスを見守っている・・・
という絵になっていますが
映画版では、完全にバルジャンにロックオンした状態で表現されています。
肉体から解き放たれ・・・歩いていった先に見えるのは 教会の門
そして その前に立っているのは・・・あの 司教様。

長年、レミゼを観て来て 「そうであって欲しい」 と思っていた形です。
・・・嗚咽をこらえるのに 必死でした。

なんだか ツラツラと書いてしまいましたが・・・とにかく

生まれてきたこと
生きていること
死んで行くこと

改めて 立ち返らされました。

レ・ミゼラブル。。。
これは 観るべき作品です・・・。


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