シャングリラ～水之城～：漬物日和：SSブログ

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シャングリラ～水之城～　[宝塚日和] [編集]

ＤＶＤを観ました。

シャングリラ　～水之城～

宙（そら）組の作品、初めて観ました。

・・・これは、面白い作品ですねぇ。
ストーリーもすごく良い。

核戦争後のアジアのとある国。戦争によって水が汚染され、
水源を支配する王が絶大な権力を握っている世界。
ある時、荒野で倒れていた男が、旅芸人の一座に助けられる。
一命をとりとめた男は、だが、過去の一切の記憶を失っていた。
身元の手がかりは身につけていた蒼玉の首飾りのみ。
それは、一座の踊り子、美雨（ミウ）が、かつて王の住む幻の都“シャングリラ”を探しに向かったまま
行方不明の恋人に送ったものだった。
美雨によって空（ソラ）と名付けられた男は、恋人を探す美雨と共に、過去を取り戻すため
“シャングリラ”を探す旅に出る。
それは、国の存続をも左右する二人の運命の始まりであった…。
荒廃した世界を舞台に愛と友情を描く近未来ファンタジー。

歌やダンスのシーンはそれほど多くは無いのですけど
その分、芝居のシーンが濃かったし
何より、一人ひとりのエピソードが丁寧に描かれているのが良いですね。
幼い頃の記憶が　ところどころ交錯していくのも、良い効果でした。
（だからこそ、悪役（？）のアイスの最期は切なく･･･大泣きでした自分）

ダンスシーンは･･･
音楽は単調でありながら
ダイナミックな動きでストーリーを紡ぎあげていく構成が印象深かったです。

歌のシーンは・・・
「シャングリラ」　への思いを　短いフレーズで　各々が歌い上げるシーンが良かったなぁ。。。
歌詞も旋律も一緒なんだけど、抱えてる思いは　それぞれが微妙に違っている・・・っていう。ね。
切ないです。。。

全体的に
宝塚独特の　きらびやかさは無かった気がする。
そういう意味では、「宝塚を観たぁぁぁ☆」　っていう質の感動はなかったけど
芝居、歌、ダンス　すべてクオリティが高く　それだけで充分！　と思える内容でした。

宝塚って　本当に色んな作品に挑戦しているんですね・・・
改めて　宝塚の奥深さを知った　まっつぅなのでした・・・