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⑨2010/6/17 入院 [低髄液圧症候群の記録(2010年)]

病院へ検査結果を聞きに行く。
母の運転する車の中で 座っているのも辛くて、終始 シートを倒して頭を横にする
駐車場から待合室へ 自分で歩く振動が頭に響く。
待合室でも、頭を起こしていられない
申し訳ないけど 二人分のスペースを使わせて頂いて
体を横にして過ごす。それでも気持ち悪い。

MRIの結果は やはり「異常なし」
でも 頭痛がどんどん酷くなっている事と
「起き上がると、頭の中でザーッと何か落ちていく感じがするんです」
という まっつぅ語に 先生は一言。

「あまり無い病気だけれど、低髄液圧症候群という物の症状に似ています」

腰椎穿刺で すぐに調べることは出来るけれど・・・どうしますか?」

腰椎穿刺・・・は 過去に何度かやったことがあるから知っているけれど
それなりに「痛い」検査。多少リスクもある。
(時々 「大人でも泣くほど痛い」 という人もいるけれど・・・
 個人差があると思う。私は 「ちょっと堪えれば大丈夫」なレベルです)

嫌だなぁとは思ったけれど
原因が分からなければ 治療も受けられない。
「お願いします」 と答える。

検査の時に 看護婦さんに 「体 柔らかいねぇ」 と褒められる。
(腰椎穿刺の時は体を丸めるんです)
・・・そう、何日か前までは 踊っていた人間ですからね・・・
ひょっとしたら 当分は踊れなくなるんじゃないかな・・・と頭の片隅で思って
でも
大丈夫、大丈夫 と自分で自分に言い聞かせる。

検査中、先生がポツリと一言
 「やっぱり、髄圧が低いね・・・

検査が終ると すぐに点滴が繋がれた。
一時間ほど 検査室のベッドに寝かされる。
ボーっとする意識の中で 色々考える。

薬で治る病気なのだろうか。
通院治療するにしても、こんな所まで通えるだろうか。
医療費は払えるだろうか。

仕事はどのくらい休むことになってしまうのだろう。
12月の客演予定の舞台は・・・どうしよう。
ダンスは続けられる?

髄膜炎の時も そのほか色々・・・
自分は両親に心配かけてばかり。
自分が嫌になる。

なーんて ぐるぐる 考えている所に先生がやって来て こう言った。

「入院しましょう」

やっぱり こうなっちゃったか・・・と思いながらも
しばらく 言葉が出てこなかった。


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