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自分の響きを感じながら [演劇日和]

最近、思った事を
久しぶりに アップしてみます。
(なんて気まぐれなブログなんだ、これ)

ずいぶん前に 「ワタシの嫌いな私のアニメ声」 という記事を書きました。

そう、私は 自分の声に若干のコンプレックスを持っています(いました)。

私生活の中ではそんなに感じないのですが
芝居絡みになると、役柄によって
「声」のダメだしを頂く事が多かったのです。

・・・それで
自分と言う人間は、
相手が拒否反応が出るような不快な音を発しているのかもしれない、と妄想しはじめて
段々と自信を失くし
段々と 自分の声を嫌いになって行ったのです。

まぁ・・・最近になってようやく、
あの数々のダメだしは 「声そのもの」 に対するダメだしでは無かった、と
気づくことが出来たのですけど。
私の 壁のある、安全圏に入った芝居を見抜かれていたのですよねぇ・・・(苦笑)[たらーっ(汗)]

そのことは別の機会に書くとして

ただ、当時は完全に妄想劇場に乗っかっていましたので
頂くダメだしの真意を、正確に汲み取れていませんでした。
ただただ、
「私はアニメ声なんだ。これがいけないんだ」 
「どうすれば そうじゃない声が出せるようになるのだろうか」
そういう事ばかりにフォーカスを向けていました。

それで・・・
アナウンスの勉強や 話しことばの勉強
朗読、歌、
色々なジャンルでレッスンを受けさせて頂き
色々な発声をやってみたのですけど

最近 ふと、
根本的な事に
気づきました。

私は今迄、自分の声を あんまり聴けていなかったなぁ。。。

否、録音して後から聞くとか そういう事はさんざんやって来たけれど

発しているその瞬間、瞬間は 「発信する」という行為そのものの意識が強くて
自分の音を 「聴く」という意識は弱かったと思うのです。

出した音の方向や 対象を意識する事はあっても
まず、自分の身体がどう響いて 音が鳴っているのか、という事は
あまり考えていなかったし。
そして相手に その音をどう響かせたいの? という事も。。。

お芝居の台詞でも、朗読でも、歌でも
そして ダンスでも

私は、瞬間瞬間の自分の響きを感じながら、音や動きを紡ぎたいし、
その響きを相手に、心地よく届けたい。
そして、相手と一緒に響き合いたい・・んなぁ。。。

といふことを 改めて 再認識しました。

表現の世界に限らず、私生活でも
これが 軸の想いだよね・・・? 自分。

まだまだ色んな事が ごちゃごちゃに心で渦巻いてる。
まだまだ色んな事を 自分視点で捉えている。

だけど、こんな風に 表現の世界を通して
私は 自分自身の声を聴き、
人と共に生きていく上での大切な事を
学んでいると思います。

演劇、日和。

このカテゴリ、やっぱり 私にとって すごく大事。

たとえ どんな状況下でも。

また、気づいた事があったら
更新して行きます。


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