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僕のうしろに道はできる~奇跡が奇跡でなくなる日に向かって~ [観劇日和]

先日 「満月をきれいと僕は言えるぞ」 という本の感想をupさせて頂いた所
沢山のアクセスを頂いております。

私の拙い感想文を読んで頂き、ありがとうございます。

正直、
私の感想は、どうしても自分にフォーカスが向いてしまっていて
客観的に本の内容を説明するような文章にはなっていません。
この本の素晴らしさを ちゃんとお伝えしきれていないと思います。
ですから、
もし あの感想を読んで 少しでもご興味頂ける方は
ぜひ 本を購入して、この世界を体感してみて下さいね[ぴかぴか(新しい)]

(これは、脳脊髄液減少症体験者としても、勇気を頂ける本でした。
共感出来る部分がいっぱいあると思います。ぜひ・・・読んで頂きたいです!)

さてさて、実は今
この本の著者である 宮田俊也さんの回復のプロセスを追った
ドキュメンタリー映画が 各地で公開されています。
今日は それをご紹介させて下さい。

『僕の後ろに道はできる
 ~奇跡が奇跡でなくなる日に向かって~』

heartofmiracle-image6.jpg

私も 先週 下北沢の映画館トリウッドで観て来ました。

作品詳細は コチラ
トリウッドの作品紹介ページは コチラ
本も出ています コチラ

この後 まっつぅ語の感想です。
大ジョブな方だけ、どうぞ。

この映画は、
宮田さんが倒れて数か月目からフィルムを回し 約4年間 撮影されて来た映像がたくさん使われています。
正直、こういう姿を見られる機会があまり無いので、驚きの連続でした。

体のどこも動かせない状態だった宮ぷーが 本当に少しずつ
微細な動きを取り戻し、首が動くようになり・・・口が動くようになり・・・
装置を使って気持ちを伝える事が出来るようになり・・・
段々と喜怒哀楽の感情をはっきりと見せてくれるようになり・・・
今では何と、立つ練習や自分で車いすを漕ぐ練習までしているのです。

その姿に 何とも言えず 胸がいっぱいになりました。
涙が止まりませんでした。

長い道のり中で
どんな時でも 希望を持ち 「大丈夫」 と心から信じ続けること。
絶望に染まらないこと。

宮ぷーだって、かっこちゃんだって
その信念を持ち続けるのは 決してたやすいことではなかったはずです。
時には大きな壁を感じて、絶望する日もあったのではないでしょうか・・・。

・・・それでも
皆で繋がっているから、進んで行けたんだ。
一人じゃない。
みんな一緒だから
その信念を持てたんだ。

かっこちゃんとメルマガで繋がった人たちとのエピソードを見て
そんな風に感じました。

そしてもうひとつ

運命を受け入れるという事。

その尊さを教えて頂いた気がします。

この映画の中には 宮ぷー以外にも何人かの方のエピソードが盛り込まれているのですが
皆さん、何と言うか・・・
現実を受け入れて、自分に出来ることを静かに継続している。
その姿が、まっすぐで、輝いているのです。

満月をきれいと僕は言えるぞ の中にも書かれていた
かっこちゃんの言葉を体現されているかのように見えました。

『眠れないままに迎えるこの朝も
 いとおしいと思える日が きっと来るはず。
 
すべてのことは いつかのいい日の為にある』

私は、闘病中はそう言う風には考えられなかった。
自分に訪れた災難に、いっぱい恨みを 抱えていたよ。
酷いことばを、心の中でいっぱい叫んでた。
そういう自分が嫌で嫌で、
正直 今でも そういう気持ちが湧きあがって来る時があって、嫌い。

だけど それもひっくるめて自分。
あの時感じた恨みも、苦しさもひっくるめて 受け入れてみようと
あの時に感じた マイナスな感情にも ちゃんと意味はあったのだと、
そう思えたら
やっぱり 「すべて」が 今の自分に繋がっているなぁって感じたし
これからもちゃんと人生が続いて行くなぁって思いました・・・。

だから、この映画を見た後
「すべてはいつかのいい日のためにある」 の言葉が
以前よりもずっと、自分に染み込んでいたのを感じました。
(って また自分にフォーカスが向いてしまっていますが)

本当に

コトバにあらわし切れない感情が溢れて
ココロを埋め尽くしています。

私はよく感動した時 「泣いた」 という言い方をしますけど
この映画の感動は ただ泣いて それで終わってしまう物ではありません。

レ・ミゼを初めて観たときも思いました。
本当の感動って多分
その後もずっーと自分の一部になって 活き続けるものだと思う。

この映画も 涙がずっとあふれっぱなしでした。
そして それだけでは終わらない 自分の中に希望の種をまいて貰ったような
何かを感じています。


愛に溢れた映画です。


現在 下北沢トリウッドにて 13:30~公開中。
他の地域は コチラ をクリック


それにしても、演劇や映画の可能性の大きさについても
改めて 考えた日でした。

まさに今、
私にも出来る事があるんだな・・・って。
嬉しいです。。。

私も、私のすべきことを、します。

ちなみにこの日は もう一本映画を観て来ました。

『天から見れば』

これにも かなりの衝撃を受けて帰ってきました。
後日 感想をupします。


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コメント 2

アニ

先ほどは訪問&nice!ありがとうございました
今後ともどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
by アニ (2013-03-29 12:02) 

mattwood

アニさん
コメントありがとうございます。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします(^_^)

by mattwood (2013-04-02 18:45) 

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